『入浴福祉新聞　第16号』(昭和61(1986)年9月15日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

お嬢さまはシャワーがお好き

シャワー好きでなけりゃ、お嬢さま資格はなし―。

15歳から18歳の女子高生のほぼ全員が、1日1回はシャワーを浴びていて、麗しき乙女のお肌をいつも清潔に、と心がけている―。

今年の4月、東京ガスが首都圏在住の私立女子高生200人を対象に、シャワーライフ調査をしたところ、こんな結果が出てきました。

調査レポートによると、シャワーと浴槽を両方利用するお嬢さまが84％で圧倒的ですが、シャワーしか使わない人が実に10％もいます。そして、「1日1回はシャワーを浴びる」60％、2回が33％、3回が2.5％です。

時間はやはり、就寝前が76％というものの、登校前49％、デートなど休日の外出前には80％が浴びていて、帰宅後から夕食までの間18％でした。

ちなみに同じく東京ガスが15歳から49歳までの男性を調査したら、夏でも週3.5回、冬は週2.1回。

どうやら“新女類”の方が、シャワーも入浴と同じとみていて、身体を清潔に保つ、気分転換、生活のアクセント、目覚まし、といった使い方もなかなのもの。日本人の入浴習慣を大きく変えつつあるようです。

1回のシャワー時間は平均26分。30分以上が38％です。熱めでサット派とヌルめでユッタリ派はほぼ同数ですが、その日の気分や体調、浴びる時間で温度調節をしたり、水圧を意識した利用法も少なくありません。ただし、94％が髪を毎日洗うそうで、うち17％は2回も洗っていて、洗浄力の強いシャンプーが髪を痛めていないかと心配です。

それはともかく、シャワーか朝食かの一方しか時間がない場合は？との質問に対し、何と、シャワー優先派が57％！やっぱり朝食が39％との結果だった点にはビックリしてしまいました。

※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

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