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浴説
2019 11.15
Voice 49
 従事者向け

介護の現場には様々な声があふれています。

介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。

介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。

創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。

ここではそんな声の数々をご紹介していきます。

 

 

訪問入浴サービスを利用して     N・E

 

 

 

私は、脊髄の病気で30歳のころから徐々に歩行困難になり、現在は立つことも出来なくなって、昼間は車椅子、夜はベッドの上での生活をしています。

 

ベッドから椅子へ、椅子からベッドへの移乗が大変で、妻の介助を受けながら一日数回していますが、妻が出掛けていない時には何度か移りそこなって床に落ちたまま妻の帰りを待った事もありました。

 

そんな状態で、家の風呂にも入れず困っていましたが、ある温泉施設が車椅子で湯船まで行けるところがあったので、8年間位通いました。しかし、介助してくれる妻も重度の腰痛の持病がある為、入浴介護が困難になり、訪問入浴をお願いすることになりました。

 

訪問入浴サービスがどんなものか知らなかったので恥ずかしいのではと不安でした。

 

しかし1回目の訪問で、不安も吹き飛んでしまいました。元気の良い挨拶、てきぱきとした準備、皆さん誰もが明るく大きな声で話しかけてくださるので安心して入浴が出来ます。

 

お陰様で妻も腰痛を耐えての入浴介助が無くなり、感謝しています。

 

許可をいただきまして、水俣市社会福祉協議会 入浴スタッフ一同様が発行されている

『水俣市入浴車だより(平成27(2015)年11月発行)』から、掲載させていただきました。

 

 

 

 

 

訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。

 

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執筆者:Voice配達人
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