2021
03.26
2050年の日本人平均寿命は91歳~『入浴福祉新聞 第73号』より~
従事者向け
『入浴福祉新聞 第73号』(平成12(2000)年10月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
2050年の日本人平均寿命は91歳
少子高齢化が一段と進むなか、アメリカの人口問題研究所「マウンテンビュー・リサーチ社」が、主要先進7ヵ国の2050年に予測される平均寿命を計算したそうだ。
それによると日本の平均寿命は90.91歳になり、国立社会保障・人口問題研究所が予測している同年の平均寿命予測82.95歳より大幅に延びるという。
この数値は、過去50年間の死亡率の推移から割り出したのだが、この平均寿命の延びによって、20歳から64歳までの勤労世代の割合と、65歳以上の人口割合は、日本の予測より何と1.4倍にもなり、[5人の働き手が4人の高齢者を養う時代]になり、働き手が支払う年金・医療・介護など社会保障費も予想以上に増加するはずだという。
あくまで予測とはいえ、「備えあれば憂いなし」の例えどおり、[あまい予測]より[厳しい予測]の方が日本のためにはいいのだろう。人口構成が変わる、ということは社会が変わることでもある。21世紀の日本をどうするのか?国民全体で真剣な議論をすべきである。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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