2022
05.20
深夜業務は健康に影響 介護専門職もご注意を~『入浴福祉新聞 第85号』より~
従事者向け
『入浴福祉新聞 第85号』(平成15(2003)年11月15日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
深夜業務は健康にも影響 介護専門職もご注意を
在宅介護を充実させるためには、24時間365日型のホームヘルプサービスをもっと普及する必要がある。
しかし、建設業や製造業、通信業やサービス業など全産業の従事者のうち、すでに2割ぐらいの人が、[月に4回以上は午後10時から午前5時までの深夜労働に従事している]とされるのに、その詳しい実態や、深夜労働が身体に与える影響、といった研究がほとんどされていないのは問題だろう。
厚生労働省が5年に1度行っている「労働環境調査」で一昨年初めて、深夜労働が調査項目になったほどなのである。
この「労働環境調査」の結果、深夜労働をしている人の4割弱が「体調の変化」を自覚していて、そのうちの約5割が胃腸病、4人に1人弱が高血圧、5人に1人弱が睡眠障害になっているそうだ。
介護の仕事も、夜間の仕事が不可欠だし、ますます重要になってくる。事業所も、深夜の仕事と従事者の健康を充分に留意してゆきたいものである。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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