2020
11.06
家庭介護者の実に4割が65歳以上という驚き~『入浴福祉新聞 第70号』より~
従事者向け
『入浴福祉新聞 第70号』(平成11(1999)年12月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
家庭介護者の実に4割が65歳以上という驚き
厚生省が実施している「国民生活基礎調査」の最新版によると、全国の在宅要介護高齢者は100万4千人となり、うち〔寝たきり〕は31万6千人となった。
要介護者高齢者がいる家庭の47%は、夫婦のみの家庭かひとり暮らし。他は、子供との同居などをしてはいるものの、家庭介護をしている人の41%が、何と65歳以上だそうだ。驚くべき数字である。
まさに〔老々介護〕が深刻化しているわけで、要介護の期間が3年以上という人は54%、10年以上が14%もいる。それだけに、介護をする人のストレスは蓄積され、将来不安も重なって、介護者がいつ病気になっても不思議ではない状況である。
来年から施行される保険制度による介護は、共倒れしかねない〔老老介護〕を解消する目的もある。介護保険で、〔質〕はもちろん、〔介護の量〕も充実させなければならない。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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