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2017 10.13
地域公園をリハビリパークに~『入浴福祉新聞 第31号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第31号』(平成2(1990)年6月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

地域公園をリハビリパークに

機材置き子どもと遊びながら訓練

―高齢者在宅サービス研が提言―

 

 

スベリ台・ブランコ・砂場といったワンパターン化してる“まちの公園”は、本来なら地域の福祉資源。

高齢者から幼児まで、不特定多数の住民が交流しながら、障害をもつ人が楽しくリハビリできる公園に改善できないものだろうか?

 

 

こんな提言を盛り込んだ“活き活きパーク・リハビリ公園”の研究報告書がこのほどまとまりました。

これは、東京で入浴介護ボランティアや、公衆浴場のケアセンター化にも取り組んでいる「高齢者住宅サービス研究会」(石川公也代表)が行ったもの。

 

昭和63年度社会福祉事業研究開発基金の助成を受け、「福祉機能を備えた都市社会システムの構築についての研究」として実施され、研究委員会(委員長=山本学都立立川短大教授)の協力を得ながら、東京新宿区内の児童遊園と区立公園合計41ヵ所を調査。

 

施設状況や利用の実態のほか、来園高齢者へのヒヤリングも重ね、“福祉・リハビリ公園”の可能性を探りました。

 

 

報告書によると、同区内の公園の93%は車椅子で入れますが、約半数は園内がデコボコで少々心配。トイレは83%が設置しているものの、手すりなどを付けて虚弱高齢者や障害者に配慮しているところは皆無だったそうです。

 

リサーチにあたった調査員の総合的評価は、「樹木や植栽は魅力なしが半数。休憩や散歩にはまあまあだが、ゲートボールや運動には狭くて適していない。高齢者や身障者の立場になってつくられた公園があまりにも少なすぎる」といった実態でした。

 

しかし、そんな公園でも、来園中の高齢者に聞くと、ほとんど毎日利用する人が約45%、週に2~3回来る人が約20%もいました。

 

この点がきわめて重要で、報告書も

「世代間交流を配慮した設計が必要で、高齢者の健康増進・生きがい・介護サービスなどをテーマとした“リハビリパーク”の発送も求められている。現在の公園にリハビリ機材を設置し、気候のよい日には“遊び感覚”でリハビリやレクリエーションを行なえる地域福祉の公共空間として見直すべきだ」

といった主張をしています。

 

 

平行棒、操舵型輪転運動器、リストロール、階段訓練機、肩関節訓練器など、リハビリ機材はたくさんあります。

それらを、いかめしく寒々とした「機能訓練室」に置くだけでなく、遊び道具風に改良して公園に設置すれば、子供と一緒に楽しく使えるでしょう。

 

ぜひ全国的に御検討を。

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

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