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2018 11.30
「末期ガンを宣告され激痛と闘うTさんの訪問入浴に取り組んで」⑦~『入浴福祉新聞 第64号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第64号』(平成10(1998)年6月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

「末期ガンを宣告され激痛と闘うTさんの訪問入浴に取り組んで」

大分県九重町社会福祉協議会 看護婦 熊谷 京子

 

☆毎日誰かが訪問する総合支援体制に

4月から、在宅介護支援センターがサービスを開始したため、さっそく訪問をしてもらい、Tさんへのサービス調整を依頼しました。

医院の看護婦が膀胱洗浄などに、月曜・水曜・金曜に訪問していることから、私たちの訪問は木曜に固定し、支援センターの看護婦が通うと土曜に訪問し、Tさんの状態を毎日把握できる体制をとりました。その後、奥様の病院受診などの外出時、ホームヘルパーの派遣が開始されることになりました。

 

それぞれが末期癌の対象者との関わりは初めてのため、ケース検討を重ねることになりましたが、まず、Tさんと介護者の「住み慣れた家で最期を・・・」という強い意志と希望を尊重し、Tさんに〔安らかな最期〕を迎えていただくための援助として、「苦痛や不安の訴えを充分に聞いてさしあげること」、「奥様の心身の負担を軽減すること」を共通の目標としました。

また、この時期、最も重要とされるTさんと介護者、医師との信頼関係を深め、よりキメ細かな処置が受けられるようにするため、支援センターの看護婦が関係機関の情報を集め、医師への報告を担当することになりました。

 

5月になるとTさんは、摂食困難となり、全身の衰弱が顕著になりました。右下腿部の褥瘡も悪化し、腰部から下肢にかけての激痛が続くため、1日に3~4回のモルヒネ注射を受けるようになります。血圧加工や不整脈もあらわれ、意識障害もときどきみられるようになりました。

 

膀胱瘻のカテーテル周囲からの尿漏れが多くなり、衣服が汚れて不快感を訴えるため、医師の許可を得て、膀胱瘻の周囲にラパックを貼って、体側の方向に尿が流れるようにして、ラパックの端の尿の出口にあたる部分に紙オムツを敷き、尿を吸収させる工夫をしてみました。これで、尿が衣服やシーツを汚すこともほとんどなくなり、不快感は軽減できたようです。

 

 

 

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「末期ガンを宣告され激痛と闘うTさんの訪問入浴に取り組んで」⑥~『入浴福祉新聞 第64号』より~

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

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