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2017 11.10
「安全」と「安心」は違う~『入浴福祉新聞 第41号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第41号』(平成4(1992)年10月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

「安全」と「安心」は違う

遊園地の乗り物と入浴福祉

 

最近の遊園地は、ますます過激になっている。

ジェットコースターが「古き良き時代の牧歌的な乗り物」に感じるほどだ。

 

乗客が宙返りしたあと、空に向かって猛スピードで突進、今度は逆に降りてきたりで、

危なっかしくて中高年はついてゆけない。

 

でも、中学生・高校生などがキャーキャーいいながら乗っている。

「お漏らしナースの西村かおるさん」に相談するまでもないが、

失禁するほどの快感すら得てしまう人もいるらしく、パンツが売れるという、

まことしやかなハナシも伝えられているほどである。

 

 

しかし、こうした乗物も現代技術の枠を集めた「安全施設」である。

乗客たちも、メカニズムは分からなくたって「安全」と信じている。

でなければ、乗らない。

 

この「安全」を逆手に取った乗り物が、最近の遊園地の過激な施設なのだ。

つまり、「安全」ではあるが、「安心」はできない、「不安」だ。

それを客に楽しんでもらい、客自身が堪能する遊びというわけである。

 

 

こう考えると、「安全」と「安心」は全く違う概念であることがわかるだろう。

「安全」とは、あくまでも供給側の立場に立った技術的論理と配慮で、

「安心」は受け手の「感覚」や「心」の問題なのである。

 

 

入浴福祉に当てはめてみても、同じことがいえる。

移動入浴車方式による入浴介護は、「安全性」が確保されているし、

これまでの経験でもその「安全度」が実証されている。だからイコール「安心」とはいえない。

 

入浴介護を受ける側が、本当に「安心」しているかどうかは、別の問題なのである。

 

 

入浴福祉も20年もたったのだから、「安全」というハードな概念にとどまるのではなく、

『安心介護』というソフト面の発想が、これからはもっと必要なのではないだろうか。

(露)

 

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

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