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浴説
2017 07.14
Voice 06
 従事者向け

介護の現場には様々な声があふれています。

介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。

介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。

創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。

ここではそんな声の数々をご紹介していきます。

 

 

 

 私共の事業所は、鹿児島の中央に位置します。桜島がすぐそばに見える場所にあります。

 したがって、温泉水も豊富にあり、入浴車を満杯にして西に東に走っております。

 

 利用者様との会話の中で、

 「元気なころは毎日のように温泉に行っていた。病気になっておフロはあきらめていたが、

  まさか、また温泉に浸かれるなんて…何よりも嬉しい」

 と話されます。

 

 

 他の事業所も同じ状況だと思いますが、ターミナル期にはいった医療依存度の高い利用者が

 多くなってきました。

 

 今日は入浴できたが、次回は容態が悪くなっているかも…だからこそ入浴している時間(ほぼ7~8分)

 をとても大事にしています。返事はされないけれど、声かけしながら注意深く観察します。

 

 

 ご家族から、おフロのあとは痛みの時のようなきびしい表情が和らぎ空腹感もあり、夜もほどよい

 倦怠感でぐっすり眠れています…と嬉しいお話をいただきます。

 スタッフもモチベーションがあがります。

 

 

 入浴の現状はきびしいものがありますが、1件1件大事にしていると、新規の依頼は必ずきます。

 これからもプライドをもって接していきたいと思っております。

 

 

訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。

 

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執筆者:Voice配達人
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